掘り出しモノ『ディナーラッシュ』

ディナーラッシュ』。あらすじはこんな感じ。
マフィアに買収を持ちかけられている四つ星イタリア料理店。経営者の父と人気シェフの息子との確執もあったりする。クイズ王のバーテンダーとか、美術家志望の生意気なウェイトレスとかの様々なキャラの店員たちの生き様も交錯して、事態は思わぬ方向に転がってゆく。
勝手に掘り出しモノと思ってしまった。日本ではそれほど有名じゃないですよね?

しょっぱなから人を殺してしまうので期待を裏切られた感じ。この映画をレンタルショップで手に取った時は「きっとソウル・キッチンみたいな感じだろうな」というコメディーを期待していたので。なんか料理モノっていうと勝手にHAPPYな映画を想像してしまう、それほど幸福と食欲は密接な関係ということか。

これはこれで面白かった。

ウード(写真左)の料理にかける情熱はたまらなくカッコいいものでした。ただ、出てくる料理はそこまで美味しそうとは思えないものばかり。美的な繊細さを要求するなということでしょうか。

映画中にかかる音楽も素敵なものばかりでした。監督さんがボブ・ジラルディという方で、ミュージックビデオとかCMとかを撮ってる人らしい。そういう人が映画とるとセンスよくなるんですかね。

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この映画と監督に関して詳しく知りたい場合はこのブログをどうぞ
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